美容師と脳科学

『なぜ髪を切るのか』

普段、当たり前のように人は髪を切ります。

でも、なんで切ってるんかなあ?



『自分が持ってるイメージに近づくことによってハッピーになりたいから』



最近、脳と心理学の本を読みました。

1960年代にまとめられた研究の話です。


人間の脳は『志向性があり、ある明確な目標を設定すると、無意識のうちに目標達成に向かうようになる』



例えば、カット上手くなりたいって思ったら、目標となる上手い人のイメージをして、それに向けてハサミの開閉したり、画像や動画見て、研究して、それになろうと身体が勝手に動きます。


なので、その途中にある失敗を、経過過程・経験としてインプットし、成功に向けて続ける。

失敗にネガティブな心理がないため、そのまま目標に向けて爆進。


途中でやめてしまう人は、脳の設定が失敗によって怒られたくないなあ、うまくいかないなあスイッチに変わってしまい、行動をやめてしまう。


とか、


ラーメン食べたいなあって思ったら、作るか、店探して食べ行く。


誘導ミサイルは、標的を常に追っかけていく。

行動とは、脳のイメージ・目標を誘導されて身体が勝手に動くって話。



お客様が髪を切りに来る理由

『こういう感じの髪型にしたい・綺麗になりたい・すっきりしたい』


イメージを持っていて、それになりたいお客様の願望。


髪に関しての目標は、形を作ることは自分では叶えることができないので、美容師に委ねるわけです。

だから、自分のイメージをわかってくれる人についていく。

お客様の多いスタイリストは、その辺りのイメージを掴む人が上手い人。


お客様のイメージにある風景を共有して、楽しい日々を送って頂くための、ライフパートナー的存在であるべきだと。


技術は上手いことはもちろん、プラス心を掴む人間性。


まだまだ未熟ですが、日々前進。



maistyle-kenji/Astar

Kenji Kuremachi 【Astar Tokyo】 hair stylist/manager

0コメント

  • 1000 / 1000